- 基本情報
- 主な疾患と治療法
- 医師紹介
血液内科について
血液内科は、貧血、止血・凝固異常、血液悪性腫瘍といった血液疾患の診断と治療にあたる診療科です。当科は、前身の公立玉名中央病院で2017年4月に新設されました。新病院に移転して2024年4月現在、常勤医2名、非常勤医3名で診療を行っています。
貧血、出血症状、あるいはリンパ節腫脹などの症状に対して、血液検査や各種画像検査を行い、必要に応じて骨髄検査などの組織検査を追加して診断確定を図ります。さまざまな血液悪性腫瘍に対しては、抗がん剤による内科的治療を行っています。病床設備では無菌室2床を有し、より高度な医療提供が可能です。難治性疾患に対しては、熊本県内の基幹病院と連携しながら治療を進めています。
主な疾患と治療法
- 急性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、成人T細胞白血病
- 複数の抗がん剤を組み合わせた多剤併用療法が基本になります。悪性リンパ腫や多発性骨髄腫では、入院での治療導入後、可能な限り外来での治療に移行します。高齢や併存症などのために強い抗がん剤治療を受けることが難しい方にも、症状緩和を目的とした抗がん剤治療を行っています。
- 骨髄異形成症候群
- 貧血などの症状が進行した際は、免疫抑制療法やサイトカイン療法を行うことがあります。また抗がん剤治療を選択する場合もあります。血球減少に応じて、輸血を行います。
- 慢性骨髄性白血病
- チロシンキナーゼ阻害剤により優れた長期成績が確認され、第一選択薬となっています。主に外来での治療となります。
- 慢性リンパ性白血病
- 多くは経過が緩やかであり早期では経過観察を行います。病状が進行した際は抗がん剤治療を選択します。
- 真性多血症、本態性血小板血症
- リスクに応じて血栓症予防や細胞減少療法を行います。
- 再生不良性貧血、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病
- 厚生労働省研究班の診療の参照ガイドに則り、免疫抑制療法やステロイド治療などを選択します。
造血幹細胞移植療法の適応がある際には、移植施設である熊本大学病院、熊本医療センターと連携しながら治療を進めます。
血液内科の医師紹介
- 今金 大輔(いまかね だいすけ)
- 村田 克美(むらた かつみ)
- 非常勤
- 徳永 賢治(とくなが けんじ)
- 非常勤
- 西村 直(にしむら なお)
- 非常勤
- 山田 麻美(やまだ あさみ)
お問い合わせ
- 診療時間
- 【 平日 】午前 8:30 ~ 11:00※予約のある方は指定の時間
- 休診日
- 土曜、日曜、祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)※急患はこの限りではありません。