- 基本情報
- 主な疾患と治療法
- 医師紹介
消化器内科について
消化器内科では食道、胃、小腸、大腸、肝胆膵領域といった消化器領域全般の診療にあたっております。消化管出血・腸閉塞・急性胆のう炎・総胆管結石性胆管炎・急性膵炎・急性肝炎など緊急を要する疾患でも24時間対応いたします。
また早期の食道がん・胃がん・大腸がんについては積極的に内視鏡治療を行っております。また進行がんについては最新のガイドラインに基づき、抗がん剤治療を多数行っております。
また胆道がんや膵がんによる閉塞性黄疸に対する金属ステント留置術、消化管悪性狭窄に対する金属ステント留置術も行っております。
その他、難治性疾患などは熊本大学病院など高次医療機関とも連携して診療にあたっております。
主な疾患と治療法
- C型肝炎
- C型肝炎については従来のインターフェロンによる治療に代わり、2014年から副作用の少ない内服の抗ウイルス薬が治療の主体となっており、95%以上の割合でウイルス排除が可能となっております。当院でも100例以上の治療導入経験があり、良好な治療成績を得ております。
- B型肝炎
- B型肝炎に対しては、エンテカビル・テノホビルなどの核酸アナログ製剤を中心に肝炎の鎮静化を図ります。また若い方に対してはインターフェロンの適応も慎重に検討して導入を行っております。
- 急性胆のう炎 総胆管結石
- 急性胆のう炎に対しては耐術能がある方は可能な限り外科での腹腔鏡下手術をお願いします。それ以外の方については経皮的胆のうドレナージなど内科的治療を行います。総胆管結石性胆管炎は早期の胆道ドレナージが必要であり、多数例の内視鏡的胆道ドレナージを行っております。
- 消化管出血
- 出血性胃潰瘍、十二指腸潰瘍についてはクリッピング止血や薬剤局注による止血術を行っております。食道静脈瘤については主に内視鏡的結紮術による止血を行っております。また大腸からの出血にたいしても可能な限り内視鏡的止血術を行っております。
- 炎症性腸疾患
- 潰瘍性大腸炎・クローン病については従来の薬物療法に加え、難治例に対しては生物学的製剤を使用し、寛解維持を図っております。
また重症例などについては熊本大学病院など高次医療施設とも連携しております。
- 消化管悪性腫瘍
- 胃ポリープ、大腸ポリープについては内視鏡的粘膜切除術を多数例行っております。また早期の食道がん、胃がん、大腸がんについては積極的に内視鏡的粘膜下層剥離術を行っております。進行胃がん、大腸がんについては全身状態を見ながら可能な限り、抗がん剤治療を導入しております。
- 肝胆膵の悪性腫瘍
- 肝がんについてはカテーテルによる肝動脈化学塞栓療法が可能となりました。その他、最新のエビデンスに基づき、多数の分子標的薬を中心とした抗がん剤治療が可能です。
胆道がん、膵がんについては手術困難な場合は抗がん剤治療を導入しております。またこれらの癌では閉塞性黄疸を起こすことがありますが、内視鏡的に金属ステント留置などで胆道ドレナージを行っております。
消化器内科の医師紹介
- 消化器内科主任部長
- 福林 光太郎(ふくばやし こうたろう)
- 消化器センター長
- 本田 秀和(ほんだ ひでかず)
- 池邊 賢一(いけべ けんいち)
- 山鹿 慎也(やまが しんや)
- 大保 宏允(おおぼ ひろみつ)
- 嶋永 翔太(しまなが しょうた)
- 非常勤
- 脇 幸太郎(わき こうたろう)
- 非常勤
- 松下 寛(まつした ひろし)
お問い合わせ
- 診療時間
- 【 平日 】午前 8:30 ~ 11:00※予約のある方は指定の時間
- 休診日
- 土曜、日曜、祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)※急患はこの限りではありません。