- 基本情報
- 主な疾患と治療法
- 医師紹介
歯科口腔外科について
口腔外科は、口腔(こうくう:口のなか)、顎(がく:あご)、顔面ならびにその隣接組織に現れる先天性および後天性の疾患を扱う診療科です。対象となる疾患として最も多いのが智歯(親知らず)の抜歯です。ご紹介いただいた当日に手術を行うことも可能ですが、状況によりますので、予約の際にご希望をお伝えください。その他にも、歯の破折・脱臼、顎の骨折などの外傷や、顎骨嚢胞、良性・悪性腫瘍、顎関節症、口腔粘膜疾患、唾液腺疾患などの診療を行なっております。一般の歯科治療に関しては行なっておりません。かかりつけの歯科医院よりご紹介を頂いた患者さんの口腔外科疾患の治療をかかりつけと連携をとりながら行っています。
また、障害のある患者さんや、歯科治療恐怖症の患者さんに対する全身麻酔下での歯科治療もかかりつけ歯科医院の先生と連携しながら行っています。当院は開放型病床を有しており、連携協力医の登録をしていただくと当院へご紹介いただいた患者さんの共同診療を行うことも可能となり、全身麻酔下での歯科治療を協力医の先生にしていただき、周術期の全身管理は当科で行うことも可能です。
県北地域では初めての有床口腔外科専門の診療科として2021年4月に開設となり、熊本大学病院歯科口腔外科から所属の歯科医師2名が診療を行っております。今までは熊本市内の病院まで受診していただく必要がありましたが、多くの場合は当科で対応が可能です。また当科で対応できない症例に関しましては、熊本大学病院歯科口腔外科と密に連携をとって対応します。地域の口腔外科二次医療機関として皆さんのお役に立てるよう、開かれた口腔外科を目指してスタッフ一同で頑張ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
尚、今年度より手術日が木曜日へ変更となっております。
主な疾患と治療法
- 智歯(親知らず)
- 顎の骨内に埋没している智歯(親知らず)の抜歯を局所麻酔下、全身麻酔下で安全に行います。
- 外傷
- 顎骨・顔面骨の骨折や、歯の脱臼・破折、口腔内外や顔面の外傷に対しての治療を行います。
- 炎症
- 顎口腔領域の感染症に対して、抗菌薬の投与や外科的な消炎術を行います。
- 嚢胞性疾患
- 顎口腔領域の嚢胞性疾患に対して摘出術、開窓療法を行います。
- 顎関節症
- 顎関節の痛み、雑音、開口障害等の症状に対して理学療法、保存療法、外科療法を行います。
- 唾液腺疾患
- 唾石、ラヌーラ、粘液嚢胞、シェーグレン症候群などに対しての診断・治療を行います。
- 口腔粘膜疾患
- 扁平苔癬、白板症、紅板症、ウイルス性の粘膜病変、口腔カンジダ症に対する診断、治療を行います。
- 良性・悪性腫瘍
- 顎口腔領域に発生する良性腫瘍、悪性腫瘍に対する治療を行います。病状に応じて熊本大学病院歯科口腔外科と連携して治療を行います。
- 広範囲顎骨支持型装置による咬合回復
- 外傷、腫瘍、顎骨骨髄炎や先天欠損などによる顎骨欠損に対する歯の喪失に対し、咬合の回復を図ります。
- 障害者の全身麻酔下歯科治療
- 通常の歯科治療を行うことができない患者さんに対し、全身麻酔下で歯科治療を行います。
歯科口腔外科の医師紹介
- 歯科口腔外科 部長
- 福間 大喜(ふくま だいき)
- 大林 赳士(おおばやし たけし)
お問い合わせ
- 診療時間
- 【 平日 】午前 8:30 ~ 11:00※予約のある方は指定の時間
- 休診日
- 土曜、日曜、祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)※急患はこの限りではありません。